矯正歯科医療の特殊性
いけもり矯正歯科では 患者さんに対して、
■ 「きれいな歯並び」
■ 「よりよい機能を備えた咬合」
■ 「顔貌とバランスのとれた口許」を、提供する事を目指しています。
東北大学大学院 文学研究科 心理学講座の仁平義明先生や、高知医科大学 医学部の佐藤純一先生が、「矯正歯科医療は、従来の疾病モデル、障害モデルとは一線を画すものではないだろうか」と仰っています。 その論説の中で、矯正歯科医療を、従来からある、「疾病モデル」・・・例えば感染性の重度の歯周疾患のような病態モデルや、「障害モデル」・・・例えば欠損歯をブリッジで補綴する、等の、従来型の医療モデルに当てはめて考えるには現在のような社会環境では無理があるようになった、と指摘されています。
予防と成育
そこで、矯正歯科医療を、歯科における「予防と成育」を目的とした、新しいタイプの医療モデルの一つとして位置づけて考えてみましょう。 「予防と成育」は、「キュア=治療する」以前に行うべき、「ケア=管理する・手入れする」を重視する、近年の医療消費者の傾向とも適合しています。 大人の矯正歯科医療は「予防と成育」とは関係ないのではないか、との疑問を抱かれるかもしれませんが、人はその年齢に応じて快適に加齢していくのが良いのではないでしょうか。 そのためには将来を見据えた予防と年齢に応じた成育的な考え方が求められるようになってきました。
より成熟した医療モデル
矯正歯科医療は前述のように、特殊な医療モデルである「予防と成育」を追及する臨床であり、「より成熟した医療モデル」と言えることが出来ます。 このような成熟型の医療モデルでは、患者さん自身の自発的で積極的な治療や管理に対しての姿勢が、医療を受ける際に不可欠な要素になります。 しかしながら現実社会における患者さんは、このような医療行為を受ける心構えが未だ出来ていない場合も見受けられます。 医療を供給する側が、患者さんの自己責任の名の下に、受診に関わる自発性・積極性を、全ての患者さんに一律に求める時代は終わったと思います。 これからは、我々は患者さんと一緒に治療に臨み、患者さんを支える姿勢や、環境が極めて重要な要素になることを認識すべきです。
患者さんの自発的で積極的な治療参加を得るには、モチベーション・動機付けをどのようにするのかが重要なテーマになります。 そのためには、社会学的、心理学的な見識が必要になります。
臨床実習で学んで欲しい事
学校において教科書の上で学ばれたことは医療従事者になるための基礎です。 ですから復習は必ずしてきてください。 その上で、臨床実習は医療従事者になるために必要な実践を体験する場です。 そのために指導者のもとで実際に患者さんに関わり、患者さんに対する医療行為に参加しながら学ばせていただくのです。
学問の実践の場としてのみ医療を捉えてはいけません。 人と人との関係を通じて、その専門領域における医療サービスを患者さんに快適と感じてもらえるように提供できるように努力してください。
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